出産祝いギフト
子を授かって私がかわったと思うこと
自分より大切な存在
私はタイで出産をしたのですが、帝王切開で手術後2日目に病院を退院しました。
タイでは日本より入院日数が短く、自然分娩なら1泊2日、帝王切開なら2泊3日が一般的です。
私も3日目に退院したわけですが、
息子のほうは首や頭部に湿疹があって経過を見るということで、1日長く入院していました。
さて、出産から4日目の朝のことです。
私は朝5時にお乳が張って目が覚めました。
息子にお乳を飲ませたいと切実に思いました。
しかし、息子はまだ病院です。
そこで朝6時まで待って夫を起こし、車で病院に連れて行ってくれるように頼みました。
ところが、夫はまずシャワーを浴びて洗濯機を回し、朝ごはんを食べて悠々と支度をしています。
洗濯物を干して、さてやっとこれで病院へ行けると思ったら、夫が今度は庭の掃き掃除を始めました。
そこで、私はどうしようもなく悲しくなって号泣してしまいました。
今にして思えば、出産後でホルモンバランスが崩れ、マタニティーブルーだったのかもしれません。
結局、掃除はやめさせて、急いで病院に行きましたが、
息子にお乳をあげながら男と女の違いをつくづく感じました。
女性は妊娠しているときから、体を張って子供を育てています。
どんなにつらくても、つわりや出産を乗り越えなければなりません。
否応なく、つける下着から着る服、食べるもの、行動範囲、仕事を続けるかどうか、人生設計、
すべてがお腹の子供のために一変します。
子供を第一優先に日々の生活を送ることになります。
それに対して、男性はやはり、そこまでの自覚はないのでしょうね。
無意識に、自分が作り上げてきた生活スタイルを守ろうとしているような気がします。
子供が11ヶ月になる今でも夫がご飯を食べている横で、
私は自分のご飯が冷めてしまっても、子供に先に離乳食を食べさせています。
こうやって自分のことはすべて後回しにしてでも、守っていく存在ができたんだなあということを感じます。
また、私は家事が苦手で、出産前は共働きだったこともあり、手を抜けるだけ抜いていました。
しかし出産後は、子供のためと考えると俄然やる気が出るようになりました。
息子に洗いたての気持ちいい服を着せてあげたい、おいしくて安全なご飯を食べさせたい、
清潔な部屋で過ごさせたい、そう思うと、家事もがんばろうという気持ちになります。
こんな自分の姿が、実家の母の姿に重なります。
私の好きな果物などは、自分は食べずに全部私に食べさせてくれた母。
そんな母の姿を思い出し、私もやっと母親になったんだなという実感がわきました。
ヨットナーム
タイで出産・子育て中です。
初めての育児で、息子の日々の成長に驚かされ、
また、笑顔に癒される毎日です。
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